fuelPHPをレンタルサーバーに設置する

  • 公開日:2015/2/18
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レンタルサーバーに新たにfuelPHPをインストールするのではなく、ローカルで開発したfuelPHPをレンタルサーバーにアップしたときのメモです。
なので、oilもComposerも不要としました。

ローカル環境へのfuelPHPインストールはこちらを参考にしてください。
Mac OS XにFuelPHPをインストールする

システム要件

  • PHP5.3 以上
  • MySql(DB使用時)

サーバーによってはPHPのバージョンをあげる必要があります。大抵は管理画面からできるはず。

もう一つ、サーバーによってphp.iniの編集が必要な場合があるようです。
以下を追記します。

cgi.fix_pathinfo = 1

さくらのレンタルサーバーはコントロールパネルからできるようす。

rentalserver-fuelphp-settings-02

ファイルを設置

ローカル開発環境のファイルたちです。
開発にあたりfuel/appの中に色々とファイルを追加していますが、必要なファイルは以下の赤で囲んだものだけです。

rentalserver-fuelphp-settings-01

publicフォルダ内のファイルたち

ドキュメントルート(公開ディレクトリ)に配置します。
publicフォルダごと配置すると、http://www.example.com/public/とアクセスすることになってしまうので、中身だけをアップしました。

fuelフォルダ

セキュリティ上の観点からドキュメントルート外に配置することが推奨されているので、それに従います。
例えば、ドキュメントルートが、

/home/アカウント名/public_html

だとしたら、

/home/アカウント名/lib/fuelphp/

なんてフォルダを作成して、その中にfuelフォルダを設置します。
「lib/fuelphp」は何でもいいです。

定数を設定

ドキュメントルートに配置したindex.phpに記述されている定数を以下のように書き換えます。
※環境によって異なりますのでご注意を。

/**
 * Website document root
 */
define('DOCROOT', __DIR__.DIRECTORY_SEPARATOR);

/**
 * Path to the application directory.
 */
define('APPPATH', realpath(__DIR__.'/../../lib/fuelphp/fuel/app/').DIRECTORY_SEPARATOR);

/**
 * Path to the default packages directory.
 */
define('PKGPATH', realpath(__DIR__.'/../../lib/fuelphp/fuel/packages/').DIRECTORY_SEPARATOR);

/**
 * The path to the framework core.
 */
define('COREPATH', realpath(__DIR__.'/../../lib/fuelphp/fuel/core/').DIRECTORY_SEPARATOR);

.htaccessを編集

環境設定をdevelopmentからproductionに変更

- SetEnv FUEL_ENV development
+ SetEnv FUEL_ENV production

シンボリックリンクは使わないのでコメント化

- Options +FollowSymLinks -Indexes
+ # Options +FollowSymLinks -Indexes

表示を確認

ブラウザからアクセスしてみて正常に表示されれば完了です。